私たちは、東日本大震災ならびに福島第一原子力発電所事故によってもたらされた甚大な被害と風評で傷ついた郷土を復興し、そこに住む人々の活力を取り戻すことを目的として、「いわき環境システム」を設立いたします。

2011年3月11日の未曾有の大災害、また、放射能汚染という未知の課題を解決するには、自らが行動し、そしてその活動の輪を大きくすることが重要です。

私たちは、産学官が一体となった「オールいわき」でこの困難に取り組むべきと考え、いわき商工会議所及び各加盟企業を発起人とし、ＮＰＯ法人を設立することが最善との結論に至りました。

情報公開の徹底が義務付けられたＮＰＯ法人の形態を採ることで、私たちの活動は高い透明性の下、市民の皆様からの信頼と支援を賜ることができると考えます。

また、公益性の高いＮＰＯ法人を仲立ちとすることで、地域企業の力を一つに結集するとともに、行政、教育機関等との有機的な連携を更に深めてまいります。

私たち「いわき環境システム」の最終目標は、震災前の原状回復ではなく、震災以前よりもさらに豊かで希望に満ち溢れた郷土を創生することです。

この目標を達成する為に、当法人ではモニタリングや簡易除染といった環境回復を主眼とした事業に加え、街づくりや地域の雇用創出等、経済復興につながる幅広い活動を通し、日本の新しい復興モデルとなることを目指して、活動してまいります。